Contents
「朝のお白湯と静かなストレッチ」――私の一日をやさしく始めるために
50代になってから、朝の過ごし方が少しずつ変わってきました。
以前は、目が覚めた瞬間から“やること”が頭をよぎり、慌ただしく動き出していた私。
でも今は、なるべく“静かに始まる朝”を意識するようにしています。
きっかけは、「もっと丁寧に、自分の体と心を感じてみたい」と思ったことでした。
白湯は、心の準備体操
朝いちばんに口にするのは、熱すぎず、ぬるすぎず、ほんのりと温かいお白湯です。
そのやさしい温度が、のどを通り、胃のあたりにじんわり広がっていく感覚が、なんとも心地よくて――
まるで、身体の内側が「今日もよろしくね」とささやいてくれるような気がするのです。
実は、最初は“なんとなく良さそう”という軽い気持ちで始めたお白湯習慣。
けれど続けていくうちに、体の冷えや朝のだるさが少しずつ和らいでいくのを感じました。
何より、お白湯を飲む“その時間”が、私にとって朝の心のスイッチになったのです。
ストレッチは、自分とのやさしい対話
白湯を飲んだあとは、窓を少し開けて空気を入れ替え、
静かな音楽を流しながら、簡単なストレッチをします。
首をゆっくりまわして、肩をほぐして、背中をのばして深呼吸。
このほんの5分ほどの動きが、体のこわばりをほぐし、気持ちまでも軽くしてくれます。
私にとってストレッチは、「体の声を聴く時間」。
痛みや疲れに気づいたり、思いがけず「気持ちよかった」と感じたり――
そんな小さな気づきが、自分を大切にする一歩になる気がしています。
朝の静けさに宿る、ごきげんの芽
朝は1日の“はじまりのページ”。
そこにやさしい言葉を綴るように、お白湯とストレッチの時間をとることで、心に小さな余白が生まれます。
ごきげんというのは、「外からやってくるもの」ではなくて、
自分の内側から、静かに芽吹いていくものなんじゃないかと思うのです。
まとめ:1分でも、自分のための“やさしい朝”を
もし、毎朝がバタバタと忙しく感じられるなら、
ほんの1分だけでも、“静かな始まり”をつくってみてください。
マグカップにお白湯を注いで、深呼吸。
首を回して、「今日もよろしくね」と、自分にそっと声をかけるだけでもいいんです。
その小さな1分が、やがてあなたの一日を、そして人生を、
少しずつやわらかく整えていってくれるかもしれません。
コメント