ごきげん習慣③好きな香りをまとう

ひろみ

「好きな香りをまとう」――心の輪郭をふんわり整える魔法

誰かとすれ違ったとき、ふわっと香るシャンプーの匂いや

駅の階段で感じた香水の残り香に、ハッとする瞬間ってありませんか?

香りって不思議です。

目に見えないのに、記憶や気持ちを一瞬で呼び覚ます力がある。

私は、香りをまとうことが「今日の私を、そっと整える小さな魔法」だと思っています。

香りは“いまの私”を教えてくれる

若い頃は流行の香水を使っていた時期もありましたが、

50代になった今は、もっと自然に、自分の心や体になじむ香りを選ぶようになりました。

今日は爽やかな柑橘系を身につけたいな、

今夜はラベンダーでリラックスしたいな――

そんなふうに、香りに“気分”をゆだねることが増えた気がします。

不思議と、選ぶ香りにはその時の自分の状態が表れていて、

「ああ、今私は少し疲れているんだな」

「今日は心が軽いみたい」

と、自分自身を知るヒントにもなってくれます。

朝の香りは、自分にスイッチを入れる時間

私が特に大切にしているのは、「朝の香り」です。

顔を洗って、スキンケアを終えたあと、

お気に入りの香水やアロマオイルを、手首やうなじ、髪先にそっとひと吹き。

それだけで、しゃんと背筋が伸びるような、

「今日も、自分を大切に過ごそう」と思えるような、そんな感覚が生まれます。

外に出かけない日でも、自分だけのために香りをまとう。

誰かに見せるためじゃなく、「私のために、心地よく香る」ことが、

ごきげんに生きるひとつの習慣になっています。

夜の香りは、心の脱力スイッチ

そして夜。

一日がんばった体と心をほぐすように、

ラベンダーやネロリ、サンダルウッドなど、落ち着いた香りを枕元やディフューザーに。

香りに包まれることで、深い呼吸がしやすくなったり、

心のざわめきが静かになっていくのを感じます。

香りは、“自分をいたわる合図”にもなるのだと思います。

「今日も一日おつかれさま」

そんな気持ちを込めて、自分に優しく香りを届ける。

眠りにつく準備をするこの時間が、今の私にはとても大切です。

香り選びは、直感を大切に

香りは好みがはっきり分かれるもの。

だからこそ、“自分の感覚”を一番大切にしています。

お店で試すときは、香水コーナーの強い香りに惑わされないよう、

静かなタイミングで、肌につけてみるのが私の小さなこだわりです。

香水だけでなく、アロマオイルやお香、ハーブティーの香りでもいい。

“好き”と感じるその香りが、今のあなたに必要な癒しなのだと思います。

まとめ:香りは心のドレス

誰にも見えないけれど、香りはまるで“心のドレス”のよう。

身につけると、ちょっと誇らしく、優しくなれる。

朝、ひとふきの香りで、自分にスイッチを。

素敵な一日になりますように

夜、静かな香りで、自分にやすらぎを。

そんなふうに、香りを味方にしながら、

日々の“ごきげん”を育てていけたら素敵だなと思っています。

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