Contents
〜こころとからだの“揺らぎ”に、やさしく寄り添う〜
「なんとなく気分が沈む日がある」
「急に涙が出てきたり、イライラしたり」
「身体が重くて、何もしたくない……」
50代になると、こうした“こころとからだの揺らぎ”に出会うことが多くなります。
それは、女性ホルモンの変化という、自然の流れの中にいるからこそ。
そんなときこそ、がんばるよりも、「自分をそっと包む」セルフケアが大切です。
今回は、50代の私たちが、日々の中でできるやさしいケアについてお話しします。
女性ホルモンと脳の関係
女性ホルモン(エストロゲン)は、肌や骨、内臓だけでなく、脳の働きにも深く関わっています。
とくにエストロゲンは、セロトニンやドーパミンといった「感情を調整する脳内ホルモン」にも影響を与えています。
ホルモンの変化と、心の揺らぎ
- イライラしやすくなる
- 気分が落ち込みやすくなる
- やる気が出にくい
- 眠りが浅くなる
これらは、「わたしが弱いから」ではありません。
ホルモンの波にやさしく寄り添うことで、少しずつバランスを取り戻していくことができます。
こころとからだを整える、わたしの習慣
1. やさしい朝のスタート
朝は交感神経が高まりやすく、焦りやすい時間帯。
そんなときは、深呼吸と白湯1杯からスタートします。
- ゆっくり3回、鼻から吸って口から吐く
- 白湯で内臓をあたため、代謝のスイッチをON
🌞「今日も、わたしのペースでいいよ」と、静かに一日が始まります。
2. ホルモンを支える、やさしい食事
女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンや、
ストレスに対抗するビタミンB群・マグネシウム・亜鉛を意識して摂るようにしています。
🌼おすすめの食材:
- 納豆・豆腐・おから(大豆製品)
- 玄米・雑穀米・卵・鶏むね肉
- ほうれん草・海藻・ナッツ類
さらに、疲れやすいときはサプリメントでのサポートも。
最近は、エクオール・GABA・ロディオラなどの自然由来サプリが、心身のサポートにやさしく働いてくれます。
3. 心を“今ここ”に戻す夜時間
夜になると、孤独や不安が心に広がりやすいもの。
そんな時こそ、「今、わたしはここにいる」と感じられる時間を持つようにしています。
- アロマを焚いて、お風呂で深呼吸
- やわらかい照明の中で、温かいハーブティーを飲む
- ベッドに入って、心の中で「今日のわたし、ありがとう」とつぶやく
小さな「ありがとう」を積み重ねると、自己肯定感も、少しずつ回復していくのを感じます。
わたしを労わるという“選択”
ホルモンバランスのゆらぎは、誰にでも訪れる自然な変化。
だからこそ、それに逆らわずに、「今のわたし」を受け入れてあげることが、最も美しいセルフケアなのかもしれません。
- 無理にがんばらない日
- 休むことを自分に許す日
- 誰かに話して甘える日
すべてが、わたしを支える“選択”になります。
おわりに:美しさは、自分をやさしく扱うことから
年齢を重ねるほどに、
見た目の美しさ以上に、「どれだけ自分を大切にできているか」が、表情に表れてくるように思います。
50代は、人生の折り返しではなく、「本当の自分と手を取り合う時期」。
だからこそ、心と体の声にそっと耳を傾けて、やさしく包み込む日々を大切にしていきたいですね。
コメント